第2回東京一人旅with就活、試験前日は観光だ。の巻き3 2010/05/23 (Sun)

当ブログへの検索ワードにて。

天空戦隊　ゴセイジャー　おもちゃ

とありました。

え、これはこれでいいんだろうか…

誤解がない様に明記しておけば、
御存じの通り、御本家様の今年の作品は、

天装戦隊ゴセイジャー

で、その2年前に御本家様の歴代の英雄を見ながら、
キャラクターを作ると言う考察に入る足掛かりに
そのまねごとを試みたのが当方の戦隊…て言うか我が子の

天空戦隊ウィングマン

です。
なので、くれぐれもお間違いのないように。
御本家さまに申し訳ないので。
確かに似てるんですよねぇ、偶然なんですが（笑）

さて、東京旅行with就活
やっとこさ渋谷紀行が書けます。

相変わらず長いので、
今から寝ようかなぁ…と思いの方は、
是非明日起きている時に読んでくださいね!!
じゃないと今夜は眠れませんよ☆

お覚悟よろしいか!!

ではでは、興味のある方は続きからどうぞ!!

まぁそう云う訳で、
六本木から、今度は渋谷へと移動します。

渋谷と言えば、

渋谷109

ZARA

PARCO

その他若者ファッション…もとい、
渋谷ファッションが有名なわけで。

あぁ、Rika（コイツ）もたまには女の子らしいことを考えるんだなぁ…

と、お思いになられる方は、
きっと心が宍喰川のごとく澄んでいる方なんだと思います。
や、まぁファッションに興味がないわけじゃありません。

でもそんなところに行くために来たわけじゃァない!!

じゃぁ、いったい何処を目指すのか?

まず、渋谷駅のハチ公前口から出ます（ホントは）
私は今回南口から出てしまったので、
それはそれは大回りしましたが（笑）

で、渋谷109方面へ。

いやぁ、此処からが大変だった。
行きたい行きたいと散々言い続けていた展示場は、
なんと雑居ビルの中にあるんですが…

うっかりここの地図も印刷し悪れるという事実!!

覚えているのは、

3年前に友人と旅行で言った経路がうすらぼんやりと、
展示場のHPにあったアクセスマップがもんやり、
そして、109の向こうで、ZARAとPARCOが近い

の3つだけ。

あ、それから、雑居ビルの名前。

そんな情報のまま、

まぁ何とかなるさ☆

という、
何処からわいてくるのか解らない自信とともに、
約1時間、しっかり彷徨いました。

行けども行けども記憶の中の道にはたどり着けず…
しかも原宿を歩く時間とかチェックインの時間とか、
そう云うのを考えると…

時刻は午後3時前。

もうそろそろ無理かなぁ…

と諦めかけていた時。
自分の執念と野生の勘には時々脱帽します。

渋谷パークウェイビル

!!（゜Д゜）!!

あった!!!

そうです、このビルを探していたんです!!
…よく考えれば、渋谷のど真ん中にある交番で聞けば、
もっと早く見つかった気もするんですが、
まぁ、自分で苦労した分、今度は忘れない☆

とにかくあった!!

そうです、このビルなんです!!
このビルの、地下1階。
地下なんですよ、地下!!
このシチュエーションがまた好いんですが!!

私が行きたい行きたいと切望していたところ。
それが、人形の美術館、

マリアの心臓

…なんです!!
御存じの方いらっしゃいますか?

ちょうど、この美術館で「アリス展」をやっていて。
主に球体関節人形とか、ゴシック的なモノを
展示している場所、と思って頂ければ。

そこにはですね、

恋月姫さんの人形
三浦悦子さんの人形
山本タカトさんのイラスト
天野可淡の人形

などなどなど、もうそうそうたる作品が!!
で、お解りの通り、なんですが!!

私、山本タカトさんの絵が大好きで!!

画集とか買いあさってますv
ほんと、もう大好きなんですよ!!
で、そのタカトさんの絵を間近で見られるんです、
此処に行けば!!

2年前に行った時に、絶対にまた来ようと、
心に決めたところだったので、これだけは、と（笑）

で、マリアの心臓で開催されている「アリス展」は
文字通り「アリス」を集めた展示会です!!
ちなみに、アリスと言えば。
皆さんは何をご想像なさいますか?

有名なあの不思議の国のアリス?
鏡の国のアリス?
最近映画でやってるアリス？

たいてい、普通はそう云う発想だと思います。
そうです、アリスは勿論お伽噺のアリスで間違いありません。

でも、もう一つ。
「アリス」という言葉の裏には、

永遠の少女
永遠の少女の抱く憧憬

…などのような意味もあるんです。
ゴスロリと言われる分野なんかが代表でしょうか。
最近の作品で解りやすいのは、
peach-pitのローゼンメイデンです。
実はこれ、有名な話。

そして面白いのは、この「アリス＝永遠の少女」は
単に綺麗だとか、可愛いと言うものではないこと。

純潔ゆえに艶めかしく、
純真ゆえに残酷で、
美しいゆえに恐ろしい。

そう云うものが混ざり合ってる感じです。
苦手な人にとってはなかなか受け入れ難いモノもありますが、
その毒に充てられたら最後、まるでオピウムのように、
その世界に引き込まれてしまうんですよ。

そして私もそう云う中の一人でして（威張）

まぁそんな説明はひとまず。

今回の作品展は主に人形が多かったんですが、
いやぁ、どれもこれも凄い!!

恋月姫さんの真っ白くて硝子のひつぎに入った眠り姫の人形。
これは恋月姫さんの本で見たことはあったんですが…

やっぱり本物は凄い。

もう正直な話、持って帰りたいを通り越して、
何があっても触ってはいけないもの。
そのくらいある種の崇高な雰囲気さえあるんですよね。
これは一見の価値どころか、ずっと見てたいくらいw

そして一番のお目当て。

タカトさんのアリスのイラスト!!

（///゜∀゜///）

めっちゃ可愛い!!
めっちゃ色っぽい!!
めっちゃ細かくて素敵!!

タカトさんの絵はほんまにええなぁww
ガン見です。
瞼に焼き付ける気満々でガン見です!!

その傍らには、
三浦悦子さんのウサギの人形。

三浦さんは基本的に（?）ちょっと怖い感じの作品、
あくまでも私的な感想ですが、どっちかって云うとホラーではなく、
「猟奇的」というニュアンスがあるかなぁと。
そのウサギの作品。
今回の展覧会のマスコット的な感じだったんですが、

いや、これはなかなか。

エロスというか、グロイというか、何と言うか。
でも素敵、見てて飽きない。
寧ろどうなってるのかを見たくてガン見。

これはね、見た人にしか解らないから!!

あと、個人的には清水真理さんという作家さんのアリス。
いや、薔薇のウサギとか、薔薇の妖精もよかったんですが、

この人のアリスがめちゃくちゃ可愛い!!

もう本当に持って帰りたくなりました…!!
この展示場では、一応作品の販売もしているので、
取りあえず、このアリスをお嫁さんにもらうには
どのくらいかなぁと思えば…
…
…
…
24万円
…
…
…

いつか必ず彼女に釣り合う
王子様になって見せるんだから!!

解っていた分悔しく悲しく。
だって、ホントに可愛かったんだもん!!
おうちに連れて帰っていいですか?
って、なりますよ普通あの子を見てしまったら!!

隣にあった寝てるウサギも可愛かったんですが!!
でも、サイズ的にもアリスがものすごくいいなぁと!!

すんだ瞳に栗毛の髪。
青い洋服に白い肌。

可愛い。

終始ガン見です。

その上には恋月姫さんの綺麗な白い人形がもう一つ。
今から天に召される少女のような展示のされ方で、
思わず見とれてしまいます。

机の上のカタンドール。

カタンドールは個人的にあの退廃的な眼が好きです。
しっかりとこっちを見ているのに、
いざ見てみればとてもうつろな感じ表情。
眼が合うとなかなか話せない感じが面白い。

あと、個人的に今回めっちゃびっくりしたのが、
展示場の奥まった所にある、

人の大きさ程度の少女の人形。

なんだろなぁ、と思ってみてしまうんですよ。

ところが。

顔にズタズタに切り傷が入っていて、
しかも血が滴り落ちつつあって、
目は半目なんですが、
片方はどうなっているのかよく解らないけど、
もう片方は物凄い眼力でこっちを見てる

…って云うやつがありました。

ちょっ、怖い（；゜Д゜）））!!!

正直どうしようかと思いました。
ホラーが苦手なので。
もうほんと、凄いんですけど怖いんですよ（笑）
たぶん、人間とほぼ同じくらいの大きさがあるから、
余計に怖かったんだろうなぁと思います。

で、怖いから余計に見てしまう。

見てるとそのうちに、

いや、でも結構この子も可愛いと思うんだよ

と思えてくるから不思議。
…怖さは最後までぬぐえませんでしたが。
こう、少女ゆえに好きになった相手を追いかけすぎて、
ずっとずっと見つめてるから、
…て言う感じです。
もう、視線が凄く重たいんですよ!!
たぶんこれを萌えのカテゴリに分類したら
確実にヤンデレになります。

他にも、マリアの心臓にはアンティークドールが沢山。
しかもドールケースにしっかり入れて展示してありますし、
BGMの選曲の仕方が素晴らしい、雰囲気盛り上げてます。

あと。

紅茶が美味しいw

茶葉の名前を聞いておけばよかったと今後悔しています。
「アリス」にふさわしい、甘くてどこか懐かしい不思議な香りの紅茶でした。
…たぶんきっと薔薇は入ってるんだよ…でも他が解らない。

そして何が良いかって云うと、
展示された作品を愛でながら、飲み物が飲めること。
勿論、スペースは限られてはいますが（作品があるから当然です）

更によいことに

私ひとりの貸し切り状態になったから万歳!!

カウンターの向こうのお兄さんと私以外はいないんです。
他にその空間にいる人は。

至福すぎる!!

今この時間はここにある作品は全部私だけが見ていられる

なんて、一寸した優越感に浸りながら、
ゆるゆるお茶を飲みながら。
近くにある恋月姫さんの作品を愛でながら、
ぐるっと辺りを見回しながら…

いやぁ、最高だ!!

そして、紅茶を飲み終えると同時に
私は美術館を後にしました。

この美術館は一人の貸し切り状態になるくらい、
本当に小さな美術館ですから、
5人10人で行くべきところではありません。

だから

不思議な場所へ一人旅
素敵な王子様やお嬢さんと伴に

あるいは

気の置けない友人と小さな冒険に

そんな風に、ひっそりこっそり、
静かにゆっくり時間を過ごす場所として最適です。
間違っても大人数で行ってはだめですよ。

…私も（何時になるかは別として）、
将来背中を預けられるような男性が出来たら、
是非とも一緒に行きたい場所です。
むしろ、一緒に行ってくれなきゃいやです（笑）
ゆっくり、二人っきりで。

そんなことが出来てしまう小さな美術館です。
お近くの方、興味を持った方、
是非是非一度行ってみてください!!

…さて、また長くなったぞ☆
という事で、次は原宿へ行って試験を受けに行って帰るまでの話です。
東京旅日記…やっと書き終わるのか!!