友人と話題になったこと。 2013/04/14 (Sun)

今日は搬出された絵の引き取りに行ってきました。

その帰りに友人宅でお茶会をして。
その折に話したアニメについてのいろいろ。

興味のある方は続きからどうぞ。

で。

まぁまずは。

・今期のアニメについて

今期のアニメで思ったことは、主人公、
特に男性キャラクターがしっかりとした芯を持っている、
あるいは、持とうとしている傾向が強いっていう話。

基本的に今期のアニメは
・生き残り
・戦い
・革命
・時代回帰
　（今期の場合は1960年代後半の高度経済成長期～1970年代あたりが主）
っていうのが主なキーワードだなと。

時代回帰が如実だったのは「ダンボール戦機ウォーズ」。
主人公のいく施設全体が「士気・やるきを高めるだろう」という発想のもと、
日本が右肩上がりだった1970年代を模してつくられているから（公式設定）。

クレヨンしんちゃんのオトナ帝国の場合は「懐かしさ・ノスタルジー」としての、
1960年代～1970年代、大阪万博、という感じで、
そこに子供世代が「自分たちには何もない」って思うと云う感じだったわけですが。

今期では後ろ向きなノスタルジーではなく、
あの頃のハングリー精神を取り戻せ、
という具合のかなりポジティブな方向だなと。

そこに便乗してくる感じなのが
宇宙戦艦ヤマト2199

これは作品自体がその世代の作品なのもありますが。
この作品は侵略者から地球を奪還する、という生き残りをかけた話。
まさにハングリー精神旺盛だったころの時代の、ハングリー精神のある作品。
…まぁ、今期でどういう話に持ってこられるか解らないので
何とも言えない所もありますが。
ある意味作画が可愛くキラキラしているのは、
そのハングリー精神を今の世代により親しみやすくしたいのかなぁ、とか。

「現状脱却」を考えると、「革命」があり、
さらには今から先の未来への「生き残り」があるんだろうな、とか。

革命戦機ヴァルヴレイヴでは、
主人公に向けられた
「本気で勝つ気がなかったんでしょう!!」という言葉や
「人間やめますか?」のあたりに、
現状からの脱却（簡単な所で言えば、例えば脱ゆとり）がありありと。

本当の意味での現状打破には痛みを知ることも必要だ。
何かを得るためには時としてリスキーな冒険が必要だ
幼稚な言葉ですが、たぶんそんなところかと。

そして強さとハングリー精神を持てたヒトは
「生き残り」を懸けて戦う訳です、「何か」と。

進撃の巨人はその「何か」にあたるものだろうなと。
例えば人間の抗うことのできないもの→原発問題による核の脅威
日本で言えば長く続いた超のつく不景気。

巨人はどっちかというと「目に見えない何か（敵）」の象徴じゃないかと思っています。
一番大きな巨人はかなり長い目で見ないと倒せない敵→核の脅威
その他の巨人は生き残るためには倒すべき敵→不景気
・・・とかかなぁ、と。

そんな感じで、
どうも景気がよくなって来た（？）らしい今の状況が
良く解る感じだなぁと思った、という話。


・セーラームーンが再アニメ化するけれど。

美少女戦士セーラームーン

といえば、アニメにおいては外せないところ。
それが今年の夏に再アニメ化されると云う話は有名。

そこで気になるのは、キャスティングもそうですが、
原作におけるあの時代感をどうするのか。

たとえば、セーラームーンの女性キャラサイドだと。

・放課後にパーラー（喫茶店）でだべり会
・何かお祝いごとがあれば必ずパーティー
　（ドレスコードがちゃんとある）
・大学生が大人の余裕でパーティーにはシャンパン持参
・フェラーリの青
・彼氏におねだりするのはティファニーのアクセサリ
・家の食器にコペンハーゲンのフルセット
・高校生の使う香水にエタニティ・ウルトラマリン
・パトロンがいて億ション生活
・手作りのアップルパイ
・百合の花と純白のドレスの意味

とか。

解るのかなぁ…

地場衛（まもちゃん）についてだと。
両親を事故で亡くして里子としてに育てられた、
というバックグラウンドですが。

・誰もが認めるイケメンで
・慶応義塾の英文科で、ハーバード大学に留学するエリート
・高校生にしてアルファロメオを乗りこなす
・アルバイトのくせにかなりの財力を持っている

ざっと言うとこう云う感じ。

学歴についてはまだインテリキャラとして理解できますが。

そもそも、「アルファロメオがかっこいいステータス」というのが、
今の世代に通じるのか。（フェラーリの紅的な所の話）

そういう所を考えると、
次のセーラームーンがどういう具合で乙女感を出してくるのか。
気になります。